剣道の上段の構えに身長は必要?有利な理由と小柄な選手の戦い方

剣道の上段の構えに身長は必要?有利な理由と小柄な選手の戦い方
剣道の上段の構えに身長は必要?有利な理由と小柄な選手の戦い方
部活・スポーツと身長

「上段の構え、かっこいいな。やってみたいな」と憧れる一方で、「でも自分は背が低いから無理かな……」と諦めかけていませんか?

剣道の「上段の構え」は、竹刀を頭上に振りかぶる攻撃的なスタイルで、その姿から「火の構え」とも呼ばれます。一般的に身長が高い選手が有利と言われることが多いですが、実は小柄でも活躍している上段選手はたくさんいます。

この記事では、上段の構えに本当に身長が必要なのか、その理由と実際のところを詳しく解説します。また、小柄な選手が上段で勝つための戦術や、これから上段に挑戦したい中高生が知っておくべきポイントも紹介します。

身長という壁を感じているあなたも、正しい知識と努力次第で、自分だけの強力な「上段」を作り上げることができるはずです。ぜひ最後まで読んで、新しい剣道の可能性を広げてください。

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剣道の上段の構えと身長の関係性とは

上段の構えについて調べると、必ずと言っていいほど「身長」の話が出てきます。まずは、なぜ身長が関係しているのか、そして実際にはどの程度影響があるのかを見ていきましょう。

上段の構えの特徴とメリット

上段の構えは、竹刀を頭の上に構えることで、相手に対して常に振り下ろす準備ができている状態を作ります。最大のメリットは、何といっても攻撃までのスピードです。

中段の構えからは「振りかぶって、打つ」という2つの動作が必要ですが、上段はすでに振りかぶっているため、「振り下ろす」という1つの動作だけで打突が可能です。この圧倒的な攻撃スピードは、相手にとって大きな脅威となります。

また、竹刀を高く掲げる姿は相手に強いプレッシャー(威圧感)を与えます。相手が不用意に近づけなくなるため、試合の主導権を握りやすいという点も大きな魅力です。

なぜ身長が高いと有利と言われるのか

「上段は高身長が有利」と言われる主な理由は、物理的な「高さ」と「リーチ(腕と竹刀の長さ)」にあります。上段から面を打つ際、身長が高ければ高いほど、より鋭角に、上から叩き落とすような打突が可能になります。

また、相手との距離(間合い)においても有利です。背が高く腕が長い選手は、相手の竹刀が届かない遠い位置から一方的に面を打つことができます。これを「遠間からの攻撃」と言います。

相手からすれば「自分は届かないのに、相手の竹刀だけが届く」という絶望的な状況になるため、高身長の上段選手はそれだけで大きな武器を持っていることになるのです。

身長が低いと上段は不利なのか

では、身長が低いと上段はできないのでしょうか? 結論から言うと、決してそんなことはありません。歴史を見ても、160cm台や170cm前後で全日本選手権などの大きな大会で活躍した上段の名手は存在します。

確かに、単に「上から叩く」という力任せの勝負では分が悪くなります。しかし、小柄な選手には小柄ななりの戦い方があります。相手の懐に潜り込むスピードや、細かい足捌き、そして意表を突く技のバリエーションで勝負すれば、身長差を覆すことは十分に可能です。

「不利」というよりは、「高身長の選手とは違う戦い方が求められる」と考えるのが正しいでしょう。

中学生・高校生の公式戦ルールと上段

ここで一つ、中高生の皆さんに知っておいてほしい重要なルールがあります。それは、中学生の公式試合では多くの場合「上段の構えが禁止されている」という点です。

中体連(日本中学校体育連盟)の申し合わせ事項により、中学生は基本である「中段の構え」を習得することが優先され、上段の使用は認められていないケースがほとんどです。そのため、実際に試合で上段を使えるようになるのは、高校生になってからが一般的です。

しかし、高校デビューを見据えて、中学時代から稽古の中で上段の練習を取り入れたり、身体づくりをしておくことは違反ではありません。将来を見据えて準備を進めることは非常に有意義です。

上段の構えに向いている人の特徴と適正

身長以外にも、上段に向いているかどうかを判断するポイントはいくつかあります。身体的な要素だけでなく、性格や剣道のスタイルも大きく関わってきます。

左手の握力と手首の強さ

上段の構えでは、主に左手一本で竹刀を操作して打突を行う「片手技」が多用されます。特に「片手面」や「片手小手」は、遠い間合いから一瞬で打ち込むための生命線となる技です。

この片手技を正確かつ力強く打つためには、並外れた左手の握力と手首の強さ(スナップ)が必要です。重い竹刀を片手でコントロールし、相手の防具をしっかりと捉える打突力がないと、有効打突として認められません。

したがって、左手のパワーに自信がある人や、これから徹底的に左手を鍛える覚悟がある人は、上段に向いていると言えます。

攻撃的なスタイルと打たれることを恐れない度胸

上段は「攻撃は最大の防御」を地で行くスタイルです。構えの性質上、胴や小手などの部位が相手に対してガラ空きになります。守ろうとして手元を下げてしまえば、上段のメリットである攻撃力が失われてしまいます。

そのため、「打たれるリスクを負ってでも、自分から打ちに行く」という攻撃的なマインドが不可欠です。相手が動いた瞬間に躊躇なく飛び込める度胸がある人は、上段の才能があります。

逆に、守りを固めてじっくり戦いたい慎重派の人は、上段よりも中段の方が向いているかもしれません。

器用さとリズム感

実は上段の構えは、足の使い方が中段とは逆になります。通常の中段は右足が前ですが、上段(左上段)は左足が前になります。

長年中段で染みついた足の運びを逆にするというのは、想像以上に難しいことです。スムーズに前後左右へ移動したり、踏み込んだりするためには、ある程度の器用さと運動神経の良さが求められます。

また、独特の間合いやタイミングで打突を繰り出すためのリズム感も重要です。不器用だと自覚している人にとっては、最初の足捌きの習得が大きなハードルになるでしょう。

人一倍の努力ができる精神力

上段は構えるだけで強くなれる「魔法の構え」ではありません。

防御が薄いため、半端な実力では簡単に打たれて負けてしまいます。また、片手打ちの習得には、マメが潰れて手がボロボロになるほどの素振りが必要です。

指導者の中には「上段をやるなら、人の3倍稽古しろ」と言う人もいます。その厳しい道のりを乗り越えてでも強くなりたいという強い意志と、地道な努力を継続できる精神力が、何よりも重要な適正と言えるでしょう。

身長差を活かす!小柄な選手でも勝てる上段の戦術

身長が低いからといって諦める必要はありません。ここでは、小柄な選手が大型選手に対抗し、勝利を掴むための具体的な戦い方を紹介します。

「足」を使ったスピードで懐に入り込む

身長が低い選手が遠い間合いで勝負しようとすると、リーチの差で負けてしまいます。そこで重要になるのが「足」を使ったスピードです。

相手が「まだ届かない」と思っている距離から、爆発的なスピードで一気に間合いを詰め、相手の懐(ふところ)深くに入り込みます。相手との距離が近くなればなるほど、長いリーチは逆に邪魔になり、小柄な選手の回転の速さが活きてきます。

常に足を動かし、止まらずに相手を翻弄することで、身長差というハンデを無効化することができます。

片手小手を極めて相手の出鼻を挫く

小柄な上段選手にとって、最大の武器となるのが「小手」です。面を打つには相手の懐深くに入る必要がありますが、小手なら比較的遠い位置からでも狙えます。

特に、相手が面を打とうとして手元が上がった瞬間(出鼻)を狙う「片手小手」は非常に有効です。小柄な選手は下からの軌道で小手を狙いやすいため、相手にとっては非常に見えにくく、防ぎにくい技となります。

「面に来ると思ったら小手だった」と相手に意識させることで、本命の面打ちも決まりやすくなります。

相手の手元を浮かせて逆胴を狙う

上段からの技は面と小手が中心と思われがちですが、意表を突く「逆胴(ぎゃくどう)」も効果的です。特に小柄な選手は低い姿勢から胴を抜きやすいため、得意技にしている選手も多くいます。

強く面を攻める気迫を見せると、相手は恐怖心から手元を上げて防御しようとします。その瞬間に、ガラ空きになった右胴(相手から見て左側の胴)を鋭く切り上げます。

多彩な技を持っていることを見せつければ、相手はどこを守ればいいのか分からなくなり、精神的に優位に立つことができます。

豊富な運動量でプレッシャーをかけ続ける

大型選手は、どっしりと構えて動かないことが多いです。それに対して小柄な選手は、前後左右に絶えず動き回り、的を絞らせないことが重要です。

スタミナを武器に、試合時間の最初から最後までプレッシャーをかけ続けましょう。相手が疲れて足が止まったり、集中力が切れたりした一瞬の隙を見逃さずに打ち込むのが勝ちパターンです。

「この相手、小さくてちょこまか動くからやりづらいな」と思わせたら、あなたの勝ちです。

成長期に意識したい!剣道のための体づくりと身長

技術や戦術でカバーできるとはいえ、やはり剣道において「体格」や「身長」は強力な武器の一つであることに変わりはありません。特に成長期にある中学生・高校生にとっては、身体の成長も大切な稽古の一環です。

剣道パフォーマンスに影響するフィジカル要素

上段の構えを維持し、力強い片手技を繰り出すためには、基礎的なフィジカルの強さが求められます。特に「体幹」が弱いと、打突の瞬間に体がブレてしまい、一本になりません。

また、リーチの長さは身長に比例します。あと数センチ身長が高ければ届いた一本、防げた一本があるかもしれません。技術練習と同じくらい、自分の身体を大きく強く育てることへの意識を持つことが大切です。

成長期に必要な栄養バランスと食事の重要性

身長を伸ばし、強い体を作るために最も重要なのが「食事」です。私たちの体は、食べたものから作られています。

特に成長期の骨の成長には、カルシウムだけでなく、タンパク質(コラーゲン)、マグネシウム、ビタミンD、ビタミンKなど、多くの栄養素が複雑に関わり合っています。どんぶり飯でエネルギーをとることも大切ですが、栄養バランスが偏っていないか見直すことも必要です。

朝食を抜いたり、スナック菓子で空腹を満たしたりするのは、剣道家としてもったいないことです。

質の高い睡眠とリカバリーの習慣

「寝る子は育つ」という言葉通り、成長ホルモンは睡眠中に最も多く分泌されます。激しい稽古で疲労した筋肉を修復し、骨を成長させるためには、十分な睡眠時間が不可欠です。

夜更かしをしてスマホを見ていませんか? 質の高い睡眠をとることは、翌日の稽古の集中力を高めるだけでなく、将来の体格を作るための投資でもあります。稽古と同じくらい、休息も大切にしましょう。

毎日の食事+αでライバルに差をつける

食事や睡眠に気を使っていても、毎日完璧な栄養バランスを摂取するのは難しいものです。特に運動量の多い剣道部員は、一般の生徒よりも多くの栄養を消費してしまいます。

そこで、不足しがちな栄養素を補うための工夫を取り入れるのも一つの賢い方法です。プロのアスリートも、食事だけでなくコンディショニングの一環として栄養補助を積極的に行っています。

もしあなたが「もう少し身長がほしい」「体格で負けたくない」と本気で思っているなら、日々の栄養摂取について一度しっかり考えてみる価値があります。

高校生・中学生の時期は、一生のうちで体が劇的に変化するラストチャンスです。この貴重な時期を逃さないよう、できることは全てやっておきましょう。

自分に合った栄養補給の方法を知りたい方は、成長期に特化したサプリメントの活用も検討してみてください。同年代の選手がどのようなものを選んでいるか、ランキング形式で情報を集めるのもおすすめです。
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まとめ:剣道の上段の構えは身長だけでなく技術と努力が鍵

まとめ
まとめ

剣道の上段の構えについて、身長との関係や小柄な選手の戦い方について解説してきました。最後に要点を振り返りましょう。

1. 身長は武器になるが、必須条件ではない
高身長はリーチや威圧感で有利ですが、小柄でも活躍する上段選手は多くいます。「背が低いから無理」と諦める必要はありません。

2. 上段には向き不向きがある
身長以上に、左手の強さ、攻撃的な性格、打たれ強さ、そして人一倍努力できる精神力が求められます。

3. 小柄な選手は「足」と「技」で勝負する
スピードを活かした足捌き、出鼻を挫く小手技、相手を惑わす多彩な技を磨くことで、大型選手とも互角以上に戦えます。

4. 成長期の体づくりも戦いの一部
技術を磨くと同時に、食事や睡眠を見直し、自分自身の体を大きく強く育てることも大切です。今しかできない成長期のケアを怠らないようにしましょう。

上段の構えは、習得するのが難しく、覚悟が必要な道です。しかし、それを乗り越えた先には、他の人にはない強力な武器と、新しい剣道の世界が待っています。自分の可能性を信じて、ぜひ挑戦してみてください。


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