「サッカーをしていると、ヘディングの衝撃で脳にダメージがあるのではないか」
「ヘディングを繰り返すと、背が伸びなくなったり縮んだりするという噂を聞いたけれど本当?」
サッカーに打ち込むお子さんを持つ保護者の方や、身長を伸ばしたいと願う現役の中高生プレーヤーにとって、このような不安や疑問は尽きないものです。特に成長期においては、日々の激しい練習が体にどのような影響を与えるのか、正しく理解しておくことが大切です。
結論から言えば、ヘディングが直接的に身長の伸びを止めるという医学的な根拠はありません。しかし、脳への衝撃に対するケアや、成長期特有の体の管理は、パフォーマンス向上と健やかな成長のために欠かせない要素です。
この記事では、ヘディングが脳や身長に与える影響についての最新の医学的見解や、日本サッカー協会(JFA)のガイドラインに基づく安全対策、そして成長期のサッカー選手が身長を最大限に伸ばすための具体的な方法をわかりやすく解説します。正しい知識を身につけ、不安なくサッカーを楽しみながら、理想の体づくりを目指していきましょう。
サッカーのヘディングが脳へ与える衝撃と身長への影響

サッカーというスポーツにおいて、ヘディングは攻守の要となる重要なプレーです。しかし、頭部へのボールの接触が繰り返されることに対して、健康面での懸念を持つ人は少なくありません。まずは、ヘディングが脳に与える物理的な衝撃の程度と、それが身長の伸びにどう関係するのか、科学的な視点から見ていきましょう。
ヘディング時の脳への衝撃はどれくらい?
ヘディングをする際、頭部には瞬間的に大きな力が加わります。研究によると、サッカーボールが頭に当たる瞬間の衝撃は、条件にもよりますが数Gから数十G(重力加速度)に達することがあると言われています。これは、ボクシングのパンチやアメフトの衝突に匹敵する場合もある数値です。
脳は頭蓋骨の中で脳脊髄液という液体に守られて浮いている状態にありますが、強い衝撃を受けると頭蓋骨の内壁に脳が打ち付けられ、ダメージを受ける可能性があります。これが「脳震盪(のうしんとう)」のメカニズムです。単発のヘディングで即座に脳震盪が起きることは稀ですが、プロ選手のように長年にわたり何千回、何万回と強いボールをヘディングし続けることが、将来的な脳機能へのリスクになるのではないかと、近年世界中で研究が進められています。
ただし、育成年代においては、大人のプロ選手ほどの強いボールを頻繁にヘディングする機会はそれほど多くありません。過度に恐れる必要はありませんが、「脳への衝撃はゼロではない」という認識を持ち、適切な頻度と方法で練習を行うことが推奨されています。
「ヘディングで身長が伸びない・縮む」は本当か
「ヘディングをすると頭が押さえつけられて背が縮む」「脳への衝撃で成長ホルモンが出なくなる」といった噂を耳にすることがありますが、これらは医学的な根拠のない都市伝説の類です。ヘディングの衝撃が背骨を圧迫して物理的に身長を縮めるということはありません。
人間の身長は、骨の両端にある「骨端線(こったんせん)」という軟骨部分が膨張し、骨化することで伸びていきます。ヘディング程度の衝撃でこの骨端線が潰れたり、機能しなくなったりすることは考えにくいのです。むしろ、ジャンプやダッシュといった縦方向への刺激は、骨端線に適度な負荷を与え、成長を促すポジティブな要素として働くと考えられています。
もちろん、首や背骨に過度な負担がかかり、姿勢が悪くなることで「見かけ上の身長」が低くなる可能性はゼロではありませんが、それはヘディングそのものの影響というよりは、フォームの悪さや筋力不足、身体のケア不足に起因するものです。
医学的な見解と現在のガイドライン
現在、世界の医学界やサッカー界では、「ヘディングが直接身長の伸びを止めることはないが、脳への累積的なダメージには注意が必要」という見解が主流です。特に脳の発達が未熟な小学生年代においては、脳神経細胞への影響を最小限にするため、慎重な対応が求められています。
身長に関しては、むしろサッカーのような全身運動を行うことは、成長ホルモンの分泌を促し、骨の成長に必要な刺激を与えるため、推奨されるべきものです。ただし、脳震盪を起こした直後は脳の回復にエネルギーが使われるため、一時的に安静が必要ですが、これが長期的な最終身長に悪影響を及ぼすというデータはありません。
大切なのは、誤った噂に惑わされず、「脳を守ること」と「身長を伸ばすこと」を切り分けて考えることです。脳への衝撃対策は安全のために行い、身長を伸ばすためには栄養・睡眠・運動の質を高めることに注力するのが正解です。
次項では、実際に日本サッカー協会が定めている、年代別のヘディングに関する具体的なルールと安全対策について詳しく解説します。
JFAも推奨!年代別のヘディング制限と安全ガイドライン

サッカー界では近年、選手の安全、特に将来ある子どもたちの脳を守るための動きが活発になっています。イングランドサッカー協会がいち早くヘディング制限を導入したのに続き、日本サッカー協会(JFA)も2021年に「育成年代でのヘディング習得のためのガイドライン」を発表しました。このガイドラインは、決してヘディングを「悪」とするものではなく、正しい技術を安全に身につけるための指針です。
小学生年代のヘディング禁止・制限の理由
JFAのガイドラインでは、小学校低学年(幼児〜小学2年生頃)までは、ボールを使ったヘディング練習を行わない、あるいは風船や新聞紙ボールなどの軽量ボールを用いることが推奨されています。また、小学校中学年〜高学年(U-12)においても、回数を制限したり、柔らかいボールを使用したりすることが求められています。
この理由は大きく分けて二つあります。一つは、子どもの脳や首の筋肉が未発達であるためです。子どもの頭部は身体に対して大きく重いため、衝撃を受けた際に首で支えきれず、脳が揺さぶられやすい構造になっています。この時期に過度な衝撃を受けるリスクを避けることが最優先されます。
もう一つは、技術的な習得段階の問題です。空間認識能力が未熟な段階で無理にヘディングをさせると、落下地点に正しく入れず、ボールが頭頂部や顔面に当たってしまう「痛い経験」をしがちです。これが恐怖心となり、誤ったフォーム(目をつぶる、首をすくめる等)が定着してしまうのを防ぐ狙いもあります。
中学生・高校生に必要な安全管理と段階的導入
中学生(U-15)以上になると、身体も大きくなり、首の筋力もついてきます。この年代からは、徐々に通常のサッカーボールを使ったヘディング練習が解禁され、試合でも頻繁にヘディングの機会が訪れます。しかし、いきなりプロ選手と同じような高強度のトレーニングを行うわけではありません。
ガイドラインでは、中学生年代でもヘディングの反復練習には回数制限を設けることや、ボールの空気圧を規定より少し低くして衝撃を和らげるなどの工夫が推奨されています。また、首周りの筋力トレーニングを練習メニューに組み込み、衝撃に耐えられるフィジカルを作ることも指導者に求められています。
高校生年代(U-18)になると、ほぼ大人と同じ扱いになりますが、それでも脳震盪のリスク管理は厳格に行われます。練習中に頭痛やめまいを訴えた選手がいれば即座にプレーを中断させるなど、指導現場での安全意識は以前よりも格段に高まっています。
脳震盪(のうしんとう)を防ぐための正しい技術
脳への衝撃を最小限にするために最も重要なのは、「正しい技術(フォーム)」を習得することです。痛くない、かつ脳が揺れないヘディングにはコツがあります。
まず、ボールを当てる位置は「おでこ(額)」の生え際あたりが基本です。頭頂部や側頭部は骨が薄く、衝撃も吸収しにくいため危険です。そして、インパクトの瞬間に首を固定し、上半身全体を使ってボールを叩くイメージを持つことが大切です。首がぐらついた状態でボールが当たると、首がムチのようにしなり、脳へのダメージが大きくなります。
また、しっかりと目を開けてボールを見続けることも重要です。目をつぶるとタイミングがずれ、予期せぬ箇所にボールが当たってしまいます。さらに、相手選手との競り合いでは、頭同士の激突(バッティング)が最も危険な事故につながります。腕や体を使って相手をブロックし、安全な空間を確保してからジャンプするといった、コンタクトスキルの向上も脳震盪予防には欠かせません。
成長期のサッカー選手が身長を伸ばすために絶対外せない要素

ヘディングへの不安が解消されたところで、次は多くの選手が気になる「どうすれば身長が伸びるのか」という点にフォーカスしましょう。中学生・高校生は、人生で最後の「成長スパート」と呼ばれる時期に差し掛かっています。この限られた期間に何をするかで、将来の到達身長が変わる可能性があります。
遺伝だけじゃない!環境が占める割合とは
「両親が背が低いから、自分も大きくならないだろう」と諦めてはいませんか?確かに身長には遺伝的な要因が強く影響しますが、それが全てではありません。近年の研究では、身長の決定要因において遺伝が占める割合は約80%と言われていますが、残りの約20%以上は「環境要因」で決まると考えられています。
この20%という数字は、数センチから、場合によっては10センチ近くの差を生む可能性を秘めています。戦後の日本人の平均身長が急激に伸びたことが良い例です。遺伝子は数世代で急変しませんが、栄養状態や生活環境が改善されたことで、日本人は本来持っている遺伝的なポテンシャルを最大限に発揮できるようになったのです。
つまり、日々の食事、睡眠、運動といった生活習慣を整えることで、遺伝的な予測身長を上回るチャンスは十分にあるということです。特にサッカーという激しいスポーツをしている場合、エネルギー消費量が多いため、一般的な中高生以上に「環境要因」への配慮が必要不可欠です。
骨が伸びる仕組みと「骨端線」の役割
身長が伸びるとは、具体的にどういう現象なのでしょうか。それは骨、特に大腿骨(太ももの骨)や脛骨(すねの骨)などの長管骨が縦に伸びることを指します。この骨の両端には、成長期にしか存在しない「骨端線(こったんせん)」という軟骨の層があります。
骨端線では、成長ホルモンなどの働きによって新しい軟骨細胞が次々と作られ、それが硬い骨へと置き換わっていくことで骨が長くなります。男子の場合、一般的に17歳〜18歳頃(個人差があります)にこの骨端線が完全に骨化して閉じると、それ以上身長が伸びることはなくなります。
したがって、身長を伸ばすための勝負は「骨端線が開いている間」に限られます。この時期にいかに骨端線を活性化させ、材料となる栄養を送り届けるかが鍵となります。サッカーのジャンプやダッシュによる適度な衝撃は、この骨端線を刺激し、活性化させるのに非常に有効な運動です。
成長ホルモンをドバっと出す「質の高い睡眠」のコツ
「寝る子は育つ」という言葉は、医学的にも真実です。骨を伸ばす指令を出す「成長ホルモン」は、主に睡眠中に分泌されます。特に、眠りについてから最初に訪れる深い眠り(ノンレム睡眠)の時に、1日の分泌量の大部分が放出されると言われています。
サッカーの練習や勉強で忙しい中高生にとって、長時間寝ることは難しいかもしれません。しかし、重要なのは長さよりも「質」です。質の高い睡眠をとるためには、以下のポイントを意識しましょう。
・就寝前のスマホ断ち
ブルーライトは脳を覚醒させ、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を抑制してしまいます。寝る1時間前にはスマホを置きましょう。
・入浴のタイミング
就寝の90分ほど前にお風呂に浸かり、体温を一度上げてから下がるタイミングで布団に入ると、スムーズに深い眠りに入れます。
・夕食の時間
寝る直前に満腹だと、消化活動にエネルギーが使われ、睡眠の質が下がります。就寝2〜3時間前には食事を済ませるのが理想です。
深い睡眠を確保できれば、疲労回復も進み、翌日のサッカーのパフォーマンス向上にもつながります。睡眠は最強のトレーニングの一部と捉えましょう。
激しい練習量に負けない「栄養摂取」の鉄則
成長期のサッカー選手にとって最も難しいのが、栄養のバランスです。なぜなら、彼らは「成長するために必要なエネルギー」と「激しい運動で消費されるエネルギー」の2つを同時に確保しなければならないからです。
身長を伸ばす材料として有名なのはカルシウムですが、骨の土台を作るのは「タンパク質(コラーゲン)」です。さらに、亜鉛、マグネシウム、ビタミンD、ビタミンKなど、様々な栄養素が複雑に関わり合って骨は作られます。
もし食事量が足りていないと、体は筋肉や骨を分解してエネルギーに変えてしまいます。これでは身長が伸びるどころか、ケガの原因にもなります。1日3食をしっかり食べることはもちろん、練習前後の補食でおにぎりやバナナ、乳製品などをこまめに摂り、常にエネルギー不足にならない状態をキープすることが、身長を伸ばすための鉄則です。
脳への衝撃を最小限にするフィジカルケアとトレーニング

身長を伸ばす土台作りと並行して、サッカー選手として長く活躍するためには、ヘディングの衝撃から身を守るフィジカル作りも重要です。ここでは、日々の練習に取り入れられる具体的なトレーニングやケアの方法を紹介します。
衝撃に耐える「首周り」の筋肉強化法
脳への衝撃を和らげる最良のプロテクターは、自身の「首の筋肉」です。首が太く強くなれば、ボールが当たった瞬間に頭が後ろに持っていかれるのを防ぎ、脳の揺れを大幅に軽減できます。
中高生におすすめなのは、手を使ったアイソメトリックトレーニング(等尺性収縮)です。これは首を動かさずに力を入れる方法で、安全に行えます。
【ネック・アイソメトリクスのやり方】
1. おでこに自分の手のひらを当て、手は後ろへ、頭は前へ押し合うように力を入れます(10秒間)。
2. 同様に、後頭部で手と頭を押し合います(10秒間)。
3. 右側頭部、左側頭部でも同様に行います。
※首が動かないように固定し、全力の7〜8割程度の力で行うのがポイントです。
このトレーニングを練習のアップ時や自宅での隙間時間に行うだけで、首の安定感が変わってきます。
空中戦でブレない体幹トレーニング
ヘディングの競り合いでは、空中で相手と体がぶつかり合います。この時、体幹(胴体部分)が弱いと、空中でバランスを崩し、着地で失敗して頭を打ったり、無理な体勢でヘディングをして首を痛めたりする原因になります。
プランクやサイドプランクといった基本的な体幹トレーニングを継続することで、空中でのボディバランスが向上します。空中で体が安定すれば、ボールをミートする瞬間にしっかりと力を伝えることができ、結果として首への負担も減ります。また、強い体幹は当たり負けしない体を作り、身長の伸びを支える良い姿勢の維持にも役立ちます。
練習後のケアと休息の重要性
激しいヘディング練習をした日や、試合で何度も競り合った日は、首や肩周りの筋肉が緊張して硬くなっています。そのまま放置すると、血流が悪くなり、脳への酸素供給が滞ったり、緊張型頭痛を引き起こしたりすることがあります。
練習後は、首や肩をゆっくり回すストレッチを行い、筋肉の緊張をほぐしましょう。お風呂上がりのストレッチも効果的です。また、少しでも頭痛やふらつきを感じる場合は、無理をせずに練習を休み、脳を休ませることが重要です。「休む勇気」を持つことも、一流のアスリートに必要な資質の一つです。
サッカーと身長に関するよくある誤解と真実

サッカー界には、昔からまことしやかに囁かれる「身長に関する噂」がいくつか存在します。これらが原因で、必要なトレーニングを避けたり、無用な心配を抱えたりするのは非常にもったいないことです。ここでは、よくある誤解について医学的な視点から真実を解説します。
「筋トレをすると背が伸びなくなる」という噂の真相
「中学生で筋トレをすると、筋肉が骨を押さえつけて背が伸びなくなる」という話を一度は聞いたことがあるかもしれません。しかし、これは現在では完全に否定されている誤った説です。
適切な負荷で行う筋力トレーニングは、成長ホルモンの分泌を強力に促進します。筋肉がついたからといって骨の成長が阻害されることは物理的にあり得ません。むしろ、筋肉は骨を守り、正しい姿勢を維持するために必要です。
ただし、「過度な重量を扱うトレーニング」や「フォームが崩れた無理な筋トレ」は、関節や骨端線を痛めるリスクがあるため注意が必要です。自重トレーニング(腕立て伏せやスクワットなど)を中心に行う分には、身長にとってプラスの効果しかありません。
ヘディングで背が縮むという噂
前述しましたが、これも完全な誤解です。ヘディングの衝撃で椎間板が潰れて背が縮むといったことは、通常のプレー範囲では起こりません。一時的に重力で椎間板が沈むことは日常生活でも起こりますが(朝と夜で身長が違うのはこのため)、一晩寝れば元に戻ります。
むしろ、ヘディングを避けるために変な姿勢でプレーしたり、ボールを怖がって縮こまったりする方が、猫背を誘発して身長が低く見える原因になります。自信を持って正しいフォームでプレーすることが大切です。
ポジションと身長の関係性
「ゴールキーパーやセンターバックは背が高い選手が多いから、あのポジションをやると背が伸びるのでは?」と思う人もいるかもしれません。しかし、これは因果関係が逆です。「背が伸びるからそのポジションになった」のではなく、「背が高い選手がそのポジションに選ばれやすい(適正がある)」というのが現実です。
ただし、特定のポジションを目指すという強いモチベーションが、食事や睡眠への意識を高め、結果として身長の伸びに繋がることはあるかもしれません。どのポジションであっても、身長が高いことはサッカーにおいて大きなアドバンテージになります。ポジションに関わらず、成長期の体作りには全力を注ぐべきです。
まとめ:サッカーでのパフォーマンス向上と成長の両立
ここまで、サッカーのヘディングが脳や身長に与える影響と、成長期の選手が背を伸ばすために必要な知識について解説してきました。記事の要点を振り返りましょう。
サッカーを全力で楽しみ、かつ身長もしっかり伸ばしたい中高生にとって、最も大切なのは「日々の生活習慣の質」です。練習で体を鍛えるのと同じくらい、食事で栄養を摂り、睡眠で体を回復させることが、将来のフィジカルを作ります。
特に食事については、運動量が多いサッカー選手の場合、通常の食事だけでは必要な栄養素をすべて補いきれないことも少なくありません。タンパク質やカルシウム、マグネシウムといった成長に不可欠な栄養素が不足すると、せっかくの成長期を逃してしまう可能性もあります。
まずは毎日の3食をしっかり食べることが基本ですが、好き嫌いが多い場合や、食が細くて量が食べられない場合、あるいは練習が忙しくて食事の準備が間に合わない場合などは、成長期向けに開発されたサプリメントや栄養補助食品を上手に活用するのも一つの賢い方法です。自分のライフスタイルや体質に合った方法を見つけ、悔いのない成長期を過ごしてください。




