バレーのアタッカーに身長は何センチ必要?ポジション別の目安と背が低くても活躍する秘訣

バレーのアタッカーに身長は何センチ必要?ポジション別の目安と背が低くても活躍する秘訣
バレーのアタッカーに身長は何センチ必要?ポジション別の目安と背が低くても活躍する秘訣
部活・スポーツと身長

バレーボールのアタッカーを目指す中で、「身長が足りないのではないか」と悩む選手や保護者の方は少なくありません。ネットという高い壁を越えてスパイクを打ち込む競技の特性上、確かに身長は大きなアドバンテージになります。

しかし、バレーボールの歴史を振り返れば、決して大柄ではない選手が「小さな巨人」としてチームを勝利に導いてきた例も数多く存在します。

この記事では、一般的に求められる身長の目安をポジション別に解説しつつ、身長のハンデを覆すための技術や、成長期に最大限背を伸ばすために意識したい生活習慣について、詳しくやさしくお伝えします。現在の身長にとらわれすぎず、可能性を広げるためのヒントを見つけてください。

ランキング

 

【注目】身長を伸ばすサプリについては以下で特集しています!
⇩⇩⇩

バレーのアタッカーに身長は何センチ必要?ポジション別の目安

バレーボールには主に3つの攻撃的なポジションがあります。それぞれ役割が異なり、求められる身長の目安も変わってきます。ここでは、高校生以上の競技レベルを想定した一般的な目安と、その理由について解説します。

ウイングスパイカー(アウトサイドヒッター)の目安

ウイングスパイカー(OH)は、レフト側から攻撃を行うチームのエース的存在であることが多いポジションです。難しいトスを打ち切る能力や、サーブカット(レシーブ)に参加する器用さも求められます。
一般的に、高校生の男子であれば175cm〜180cm以上、女子であれば165cm〜170cm以上あると、ネットの上から十分に勝負ができると言われています。
もちろん、これより低い選手もたくさん活躍していますが、高いブロック枚数が揃う強豪校相手に正面から打ち合うには、ある程度の高さが必要です。特に「ハイセット」と呼ばれる高く上がったトスを打つ場合、ブロックを見る余裕が必要になるため、身長による視点の高さが有利に働きます。

ミドルブロッカーの目安

ミドルブロッカー(MB)は、コートの中央でクイック攻撃を仕掛けたり、相手の攻撃をブロックで止めたりする「守りの要」でもあります。
このポジションは、何よりも高さが最優先される傾向にあります。高校生男子であれば185cm以上、女子であれば175cm以上が理想とされ、全国大会に出場するような強豪校では、男子で190cm近い選手も珍しくありません。
ネット際での攻防において、手を伸ばしただけでネットから手が出る高さがあれば、ジャンプのタイミングが多少遅れてもブロックの効果を発揮できるからです。身長そのものが強力な武器になるポジションと言えるでしょう。

オポジットの目安

オポジット(OP)は、セッターの対角に位置するポジションで、守備(サーブカット)には参加せず、攻撃に専念するケースが増えています。
「スーパーエース」とも呼ばれ、バックアタックを含めたあらゆる場所からの攻撃力が求められます。そのため、ウイングスパイカー以上に高さとパワーが必要とされることが多く、高校男子で180cm〜185cm以上、女子で170cm以上が目安となることが多いです。
海外では2メートルを超える選手が配置されることも一般的ですが、日本の中高生バレーでは、守備力のある選手を配置して「守備型オポジット(ライト)」として機能させる戦術もあり、チームの方針によって求められる身長は大きく変わります。

ネットの高さと「有効打点」の関係

身長が必要とされる最大の理由は、ネットの高さにあります。高校生以上(一般)の男子ネットの高さは2m43cm、女子は2m24cmです。
アタッカーがスパイクを決めるためには、このネットよりも高い位置でボールを捉え、相手コートに叩きつける必要があります。
単にネットから顔が出るだけでなく、指先を含めた腕全体がネットの上に出ることで、コースの打ち分けが可能になります。これを「有効打点」と呼びますが、身長が高いほど、ジャンプの負担を減らしながら常に高い有効打点をキープしやすくなります。試合終盤で疲労が溜まった時、身長がある選手はジャンプ力が落ちても高さが極端に下がらないという強みがあります。

中学生・高校生のバレーボール選手における平均身長の現実

「目安はわかったけれど、実際の平均はどれくらいなの?」と気になる方も多いでしょう。ここでは、統計データや大会の傾向から見る、リアルな平均身長について掘り下げてみます。

中学生バレーボール選手の平均的な高さ

中学生の時期は、まさに成長スパート(急激に身長が伸びる時期)の真っ只中であり、個人差が非常に大きいのが特徴です。
一般的な公立中学校のバレー部であれば、男子アタッカーの平均は165cm前後、女子アタッカーは155cm〜160cm程度が多く見られます。
しかし、全国大会(全中)に出てくるようなチームとなると話は別です。男子で180cm、女子で170cmを超える選手がエースとして君臨することも珍しくありません。中学生の場合、ネットの高さが男子2m30cm、女子2m15cmと高校生より低く設定されているため、この時期に早熟で身長が伸びた選手は、圧倒的な「高さの暴力」で試合を制圧できてしまう側面があります。

高校生バレーボール選手の平均と二極化

高校生になると、成長が緩やかになる選手もいれば、高校に入ってから急激に伸びる選手もいます。
地方大会のベスト8クラスのチームであれば、男子アタッカーの平均は175cm程度、女子は163cm程度がボリュームゾーンです。
一方で「春高バレー」などの全国大会常連校になると、男子の平均身長は185cm近くになり、190cm台の選手が複数いることも当たり前になります。
つまり、目指すレベル(県大会出場なのか、全国制覇なのか)によって、周囲のライバルの平均身長は10cm以上も変わってくるという現実があります。自分がどのステージで戦いたいかによって、身長に対する危機感や対策の必要度も変わってくるのです。

身長よりも重要な「最高到達点」という指標

バレーボールのプロフィール欄を見ると、身長の横に必ずといっていいほど「最高到達点」という項目があります。
これは助走をつけてジャンプし、片手を伸ばした指先が届く最も高い地点のことです。
実は、アタッカーにとって身長そのものより重要なのが、この最高到達点です。例えば、身長170cmの選手でも、垂直跳びが80cmあれば、最高到達点は身長180cmで垂直跳び60cmの選手を上回る可能性があります。
現代バレーでは、身長が低くても驚異的なジャンプ力で3m30cm(男子)や2m90cm(女子)を超える到達点を記録する選手が数多く活躍しています。「身長=変えられない運命」と捉えるのではなく、「最高到達点=努力で伸ばせる能力」と捉えることが、アタッカーとして生き残るための第一歩です。

身長が低くてもアタッカーとして活躍するための武器

「身長が低いからアタッカーは無理」と諦める必要はありません。高さがない分、技術と頭脳で大型選手を翻弄するのがバレーボールの醍醐味です。ここでは、小柄な選手が身につけるべき具体的な「武器」を紹介します。

「ブロックアウト」を極める技術

背の低い選手が、高いブロックの上からスパイクを打つことは物理的に困難です。そこで必須となるのが「ブロックアウト」です。
これは、相手のブロッカーの手にわざとボールを当てて、コートの外に弾き飛ばす技術です。
真正面から打ち込むのではなく、ブロックの指先や側面を狙って擦るように打ったり、強く当てて遠くへ飛ばしたりします。この技術が上達すれば、相手のブロックが高ければ高いほど、それを「壁」として利用できるようになります。ブロックアウトは身長差を無効化できる、小柄なスパイカーにとって最強の武器と言えるでしょう。

相手の守備を崩す「スピード」と「テンポ」

高さで勝てないなら、速さで勝負します。トスが上がってからアタックを打つまでの時間を極限まで短くするのです。
これを「ファースト・テンポ」や「マイナス・テンポ」と呼びます。相手のブロッカーがジャンプの準備をする前に打ち込んでしまえば、ブロックの高さは関係ありません。
また、セッターのトス回しを速くするだけでなく、スパイカー自身の助走の入り出しを早くし、常に相手の守備陣形が整う前に攻撃を完了させる意識が重要です。コートの中を縦横無尽に走り回り、どこから攻撃が来るかわからない攪乱(かくらん)戦法は、大型選手には真似できない小柄な選手ならではの強みです。

コースの打ち分けと軟打の活用

パワーでブロックを吹き飛ばすのが難しい場合、コントロールが生命線になります。
クロス(斜め)の鋭い角度へ打ち込む「インナースパイク」や、ラインぎりぎりを狙うストレートなど、相手レシーバーがいない場所へ正確に落とす技術を磨きましょう。
さらに、強打を見せかけてフワッと落とす「フェイント」や、ボールを押し込む「プッシュ」を効果的に織り交ぜることで、相手守備を前後に揺さぶることができます。「小さい選手はちょこまかして嫌だ」と対戦相手に思わせたら、それはアタッカーとしての勝利です。パワー勝負の土俵に乗らず、賢く点を取るスタイルを確立しましょう。

レシーブ力でチームに貢献する

現代のバレーボールでは、アタッカーにも高い守備力が求められます。特に身長が低い選手がコートに立つ場合、守備での貢献度は必須条件です。
相手の強烈なスパイクを拾い上げるディグ(スパイクレシーブ)や、セッターへ正確に返球するサーブカットの能力が高ければ、攻撃力が多少劣っていてもレギュラーとして重宝されます。
自分が後衛に回った時でもチームの失点を防ぎ、前衛に回った時は速い攻撃で撹乱する。攻守のバランスが取れた「オールラウンダー」を目指すことで、身長のハンデを補って余りある価値をチームにもたらすことができます。

バレーボールで身長以外に求められるアタッカーの資質

身長は重要な要素ですが、それだけで良いアタッカーになれるわけではありません。監督やチームメイトから信頼されるアタッカーになるために、身体的な高さ以外に必要な資質について解説します。

強靭な「体幹」と空中バランス

スパイクを打つ瞬間、空中で体勢が崩れていては、ボールに力が伝わりません。
特に身長が低い選手は、無理な体勢からでもコースを狙う必要があるため、空中で自分の体をコントロールする能力が非常に重要になります。
これを支えるのが「体幹(コア)」の強さです。腹筋や背筋だけでなく、体の深層部の筋肉を鍛えることで、空中で相手ブロックを見る余裕が生まれ、着地まで安定したプレーが可能になります。どんなトスが上がっても、空中でピタッと止まるような静止画のようなフォームを作れる選手は、身長に関係なく決定率が高くなります。

広い視野と瞬時の判断力

優秀なアタッカーは、トスが上がる前から相手コートの状況を把握しています。
「相手のブロッカーは誰か」「レシーバーの位置はどこか」「どのコースが空いているか」を瞬時に判断し、0.1秒という短時間でプレーを選択します。
この「コートビジョン」の広さは、経験と意識で養うことができます。ただ思い切り打つだけではなく、常に相手の逆を突くことを考える知的なプレースタイルは、身長のなさをカバーする大きな武器になります。セッターのような思考を持ったスパイカーは、相手にとって非常に厄介な存在です。

どんな状況でもトスを呼ぶメンタル

アタッカー、特にエースと呼ばれるポジションに必要なのは、最後は「気持ち」です。
試合の終盤、24対24のデュースの場面で、セッターに「自分に持ってこい」と声を出せるかどうか。
身長が低くても、ブロックに捕まっても、決して逃げずに攻める姿勢を見せる選手には、自然とトスが集まります。逆にどれだけ身長が高くても、失敗を恐れて消極的になる選手には、勝負所でのトスは上がりません。技術や身体能力を磨くことはもちろんですが、チームを背負う責任感と、失敗を恐れない強いメンタリティこそが、真のアタッカーに必要な資質と言えるでしょう。

成長期に身長を伸ばすために意識したい生活習慣

「技術でカバーできる」とは言っても、やはり少しでも身長を伸ばしたいというのが本音でしょう。身長は遺伝だけで決まるものではなく、成長期の過ごし方が大きく影響します。ここでは、バレーボール選手として少しでも高みを目指すために、今日からできる生活習慣のポイントを紹介します。

骨の材料となる「栄養」を徹底的に摂る

身長が伸びるとは、骨が伸びるということです。そのためには、骨の材料となる栄養素が常に体内にある状態を作らなければなりません。
基本となるのは「タンパク質」です。骨はカルシウムだけでできていると思われがちですが、実はタンパク質(コラーゲン)の土台にカルシウムが付着してできています。肉、魚、卵、大豆製品を毎食しっかりと摂ることが大前提です。
さらに、カルシウムの吸収を助ける「ビタミンD(キノコ類や日光浴)」や「マグネシウム(海藻類)」、細胞分裂に関わる「亜鉛(牡蠣やレバー)」など、多角的な栄養摂取が必要です。激しい練習をするバレーボール選手は、普通の人以上にエネルギーを消費するため、食事量が足りないと成長に回す分がなくなってしまいます。「練習量に見合った食事量」を意識しましょう。

成長ホルモンを促す「質の高い睡眠」

「寝る子は育つ」は科学的にも真実です。骨を伸ばす指令を出す「成長ホルモン」は、深い睡眠に入っている時に最も多く分泌されます。
特に重要なのは、就寝直後の約3時間に訪れる深いノンレム睡眠です。この時間にぐっすりと眠れているかどうかが、身長の伸びを左右します。
寝る直前までスマートフォンを見ていると、ブルーライトの影響で脳が覚醒し、深い睡眠に入りにくくなります。また、空腹すぎても満腹すぎても睡眠の質は下がります。練習で疲れた体を修復し、成長させるためにも、入浴で体を温め、リラックスした状態で布団に入る「入眠の儀式」を大切にしてください。

成長を妨げる「ストレス」を溜めない

意外と見落とされがちなのが、精神的なストレスの影響です。過度なストレスを感じると、自律神経が乱れ、成長ホルモンの分泌が阻害されることがあります。
部活動での人間関係やプレッシャー、勉強の悩みなど、中高生は多くのストレスを抱えています。
家ではリラックスできる時間を作る、趣味の時間を持つ、悩みがあれば早めに相談するなど、心のケアも成長には欠かせません。バレーボールを楽しむ気持ちを忘れず、ポジティブな精神状態で日々を過ごすことが、結果として体の成長にも良い影響を与えます。

食事だけで補いきれない栄養への対策

毎日の食事で完璧な栄養バランスを目指すのは、忙しい学生やその保護者にとって非常にハードルが高いことです。
特に、身長を伸ばすために必要な微量栄養素(亜鉛や特定のアミノ酸など)を、食品だけで必要量摂取しようとすると、カロリー過多になったり、膨大な量を食べる必要が出てきたりします。
「しっかり食べているのに伸び悩んでいる」「少食で量を食べられない」という場合は、食事の補助として成長期向けのサプリメントを上手に活用するのも一つの賢い選択です。不足しがちな栄養素をピンポイントで補うことで、成長のチャンスを逃さないようにしましょう。

バレーのアタッカーと身長の関係まとめ

まとめ
まとめ

バレーボールのアタッカーにとって、身長は確かに大きな武器であり、ポジションごとに求められる目安となる高さも存在します。しかし、それはあくまで一つの要素に過ぎません。
自身の「最高到達点」を伸ばすトレーニング、ブロックアウトやスピードなどの「技術」、そしてチームを勝たせる「メンタル」を磨くことで、身長のハンデは十分に覆すことができます。

そして、まだ成長期にある皆さんには、身長を伸ばす可能性が残されています。
遺伝だと諦める前に、食事・睡眠・運動といった生活習慣を徹底的に見直し、自分の体が持つポテンシャルを最大限に引き出す努力をしてみてください。
「あの時もっと栄養に気を使っていれば」と後悔しないためにも、今できることに全力で取り組みましょう。正しい努力は、必ずあなたのバレーボール人生をプラスの方向へ導いてくれるはずです。

【記事の要点】

・ポジション別の目安は、高校男子でWS180cm・MB185cm、女子でWS165cm・MB175cm程度。

・身長よりも「最高到達点」が重要であり、ジャンプ力で補うことが可能。

・小柄な選手はブロックアウト、スピード、守備力を磨くことが生存戦略。

・成長期はタンパク質を中心とした栄養と、質の高い睡眠がカギ。

・食事で補いきれない栄養は、適切な補助食品の活用も検討する価値あり。

タイトルとURLをコピーしました